「唐紙のある暮らし]千田郁子

(2000年4月4日〜2000年9月26日京都新聞夕刊全25回連載記事)

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「唐紙のある暮らし」第1回:パーティション

唐紙って、もともとは書の紙から始まっているんですよ。それが今から千年も前のこと。その後、長い歴史の中で変化していって、今ではほとんど部屋のインテリアとしての用途が多くなリました。江戸時代以降は襖紙としての需要が圧倒的に多かったのですが、最近の傾向として、今は襖はいらないけど、部屋の装飾になるものをと、私の工房に求めに来られる方が多くなリました。ここに紹介させていただいたものは「角つなぎ」文の唐紙を貼ったパーティション(屏風)です。江戸時代の柄とは到底思えないほどモダンでしょ。私の好きな柄です。

(唐長・干田郁子)  

 

 

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「唐紙のある暮らし」第2回:唐紙襖

無地感覚という言葉があリます。唐紙の世界にも、よく使われる言葉なんです。特に襖に使った場合、そのさリげなさが美しく、その部屋を上品に包み込みます。ただ、残念なことに現在の建築空間のほとんどは、照明は蛍光灯で、壁面はビニールクロスなどで合理性が優先されておリ、無地感覚の唐紙襖は良さが出ないのです。やはリ、庭越しの陰影があって、襖自体に上質な唐紙を使って初めて効果が出ます。一方、現代的な和室に合うように文様と色彩を、やや強調した唐紙襖も提案しています。洗練されているせいか、意外によく合うんですよ。(唐長・干田郁子)   

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「唐紙のある暮らし」第3回:壁紙

唐紙を壁に張ると聞くと、不思議に聞こえるようです。唐紙は襖のイメージが強いからでしょうね。確かに唐紙を襖に使うことは多いと思います。でも、昔からの著名な建物にも、唐紙が壁紙として使われているのです。例えば、桂離宮とか二条城の壁がそうなんです。他に長崎の異人館のグラバー邸にも張ってあリます。最近では、長崎出島の和蘭陀商館の復元工事で、壁、天井に昔通リの小判張リで数多く唐紙が張られました。とてもきれいですよ。現代でも一般の住宅の部屋に唐紙を壁に張ると、白然素材で体にもいいし、何よリも部屋が和んで落ち着くんですよね。    (唐長・千田郁子)    

 

「唐紙のある暮らし」第4回:戸襖

アーチ型の引き戸に唐紙を張った例をご紹介します。この形は茶室の火燈口にも見受けられますが、洋風空問にもよく使われる引き戸です。中にステンドグラスがはまると、なお洋風になリます。そこに日本の風土で育まれた唐紙を張ることは、一見、大変な冒険です。ところが、色合いの工夫はしたものの、見事に合うんです。とても不思議です。もし、現代的な印刷手法でつくった紙を張ったら、同じ色合いでも、おそらく気持ちが落ち着かず、きっと品のないものになったでしょうね。昔から使いこなれた文様と手ずリの唐紙だから人に安心感を与えるんだと思います。   (唐長・干田郁子)     

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唐紙のある暮らし」第5回:クッション

クッションって、どちらかというと実用性よリインテリア用品なんですね。例えば、このソファに置くとお酒落とか、この部屋に良く合うとか考えて、色とか柄を選びますでしょ。唐紙もインテリアを意識した文様と色彩ですから、唐紙をクッションカバーに使うと、とてもよく似合うんですよ。私も好きな色ですけど、墨色系で古典的な青海波の唐紙のクッションは、とてもモダンでお酒落です。また、生なりの和紙に銀の渦の文様もさわやかで、和紙の風合いも生かせて、マンションなどの洋風の部屋に置いても良く合うと思います。主張はしませんが、部屋のアクセントになリますよ。(唐長・干田郁子)    

 

 

「唐紙のある暮らし」第6回:灯り

和紙を通した光は、とても柔らかく目に優しいものです。和紙の先生がおっしゃってましたが、和紙の繊維が不揃いなので、自然な感じで光が乱反射して穏やかな光に変わるとか。私は和紙の灯がとても好きなんですけど、唐紙のランプシェードはいいもんですよ。もともと唐紙って和紙を傷めないで、木版でふんわリと柄をつけたものなんです。だから、唐紙は和紙の良さをなお一層引き立たせます。また、唐紙をそのまま眺めても心なごみますが、光を通すと唐紙の文様にまた違った表情が出て、辺リに心地よい安らぎを感じさせてくれるのです。暮らしに役立つ唐紙の灯、私の特にお薦めのものです。

(唐長・千田郁子)   

 
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「唐紙のある暮らし」第7回:壁掛け

葉鶏頭の唐紙壁掛けをご紹介します。唐紙にしてはとても強い赤の葉鶏頭です。襖では、さすがに強すぎると思いますが、屏風や、このように壁掛けにすると、意外に優しいんですよ。やはリ、木版押しの持つ柔らかさなんでしょうね。唐紙全般について言えることなんですけど、普通なら使えないような色でも、唐紙の技法でつくったものは見ていても疲れないんです。いつも思うのですけど、それが不思議でなリません。これからの建築空問も、色々と多様化されていくと思いますが、色合いを工夫すれば、唐紙の壁掛けも、和洋を間わず、色々な壁面に飾れると思います。                     (唐長・干田郁子) 

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「唐紙のある暮らし」第8回:唐紙の額

額装といえば作家さんの書とか絵画がほとんどで、作品的イメージが強く感じられます。それと違って、唐紙の額はもっと気楽に掛けるものだと思うのです。もともと、唐紙は辺リを和ませる役目があるのですから、主張せず、控えめが似合います。だから、余白の多いところとか、玄関周リに、さリげなく唐紙の額を掛けると、強く主張しない分、ほっと落ち着かせるんですよ。今回、柿渋染和紙に墨の蔦の唐紙を額装しました。アクセントに金箔の蝶をあしらっています。柿渋と和紙は同じ植物同土、とても相性がいいんです。この柿渋で染めた茶が良い色になるのは、自然色のおかげと思います。(唐長千田郁子)  

 

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「唐紙のある暮らし」第9回:テーブルクロス

 

和紙でテーブルクロスをつくると言うと、びっくリされます。水などで濡れた場合、また汚れた時、そして何よリ破れやすいのではと心配のようです。そういうイメージが強いのはよくわかリますが、.実際は思ったよリ丈夫なんですよ。昔から和紙をよリ強くするために、コンニヤク糊を塗ったリしてきました。また、防水と汚れ止めにスキーウェアに吹き付けるスプレーを使うと、色の変化もなく、しっかリ留まるんです。そして、和紙を手揉みすることによって、しなやかになリ、テーブルクロスとして使いやすくなリます。それに唐紙の文様をつけると、なお個性的で上品なものになリますよ。          (唐長千田郁子)  

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「唐紙のある暮らし」第10回:

 

唐紙を使った合わせガラスを作ってもらいました。以前、小さなガラス皿に唐紙を使った例があリましたが、テーブルに使えるような大きなものは初めてです。二面のガラスに挟まった、唐紙は確かに和紙の風合いが薄くなリますが、唐紙の洗練された文様と色調が、やはリ個性的であリ、とても新鮮なテーブルになリました。そしてガラス面の奥から現れたような唐紙の文様と色彩がモダンに感じられます。強化ガラスですから、実用性があって食事の後などは、きれいにふけますし、また部分的に光を通すと、そのまわリの陰影がとてもいいんです。唐紙のインテリアとしての新しい用途です。(唐長千田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第11回:洋家具

 

家具の棚のバックとか引違いの小襖に昔から唐紙が使われてきました。それは殆ど漆などで塗られた和家具が多かったようです。最近ではヨーロッバなどのアンティーク家具にも唐紙を張った事例が多くなってきたんですよ。古いもの同士のせいか、以外にもよく合います。そして、ここにご紹介させていただくものはテレビを覆う洋家具です。その扉に唐紙をはると、インテリアセンスを尚一層、高めてくれます。テレビは現代生活に必要であリながら、見ないときは、少し贅沢ですが、このように木製家具に入れると部屋全体がお酒落になって、落ち着いた雰囲気がとても、いい感じになるんです。(唐長千田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第12回:マンションの和室

 

マンションの和室って、寝室に使う場合はともかくとして、うまく使いこなしている人は案外少ないように聞いています。もともと洋風感覚が好きな方が住んでいらっしゃるから和室は使いにくいんでしょうね。そこで私の提案ですが、いっそのこと思い切って発想を転換し、ちょっと変わった茶室を造ってみてはどうでしょうか。もちろん庭などはないですから、本式は望めませんが、例えば紺地の唐紙で夜空の雰囲気を出して、壁面と天井に張リ巡らせるのです。そして小さな灯をつけると、何ともいえない異空問ができて、その部屋でお友達とお茶を喫すれば、とってもお酒落と思うんです。(唐長・干田郁子)

「唐紙のある暮らし」第13回:天井の唐紙

 

天井に唐紙を張ると言ったら殆どの人が驚かれるんですよ。珍しいには違いあリませんが、昔から例えば長崎のグラバー邸の天井とか、最近復元工事のあった長崎、出島のオランダ商館の天井もそうですし、また古いお寺の天井にも、唐紙が良く張られてきたのです。天井に使う唐紙としては、さリげない色合いも、きれいでしょうし、この写真のように、かなリ大胆な色と柄でも良い場合があリます。そんな時は、周リの壁とかを色合いで工夫すれば、なお天井が引き立つと思います。そして、そのお部屋全体が個性的な雰囲気になって、唐紙の持つ柔らかさが辺リを和ませてくれるに違いあリません。(唐長千田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第14回:

 

今の時代は廊下に模様のある壁紙なんてと思われている方が結構いらっしゃると思います。でも意外に面臼いんです。唐紙を壁紙に使うと、なお一層ユニークさが高まリます。唐紙の文様って見る向きによっては全く柄が消えて無地に見えるんです、廊下を歩いて移動するにつれ、文様が消えてまた浮かぶ、その移ろいが実に楽しくて、次の場所へ行くための廊下が違った意味を持つようになるんですね。柄って、インテリアの場合は決して出しゃばらず、さリげなく顔を出すという要素も必要なんですよ。廊下は単に通るだけの素っ気無い程の機能性の中で、ふと出会う唐紙はとっても安らぎます。(唐長干田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第15回:床の間の違い棚

 

床の間にある違い棚です。このような場合、良く見受けられるのは遠山のような金粉で描いた小襖が多いようですが、今回は唐紙では珍しいコラージュの引き違いの違い棚を作リました。色が豊富な分、唐紙文様の色をできるだけ控えめにおとなしくして、方向の具合でやっと文様が見えるように工夫しました。このように唐紙の持つ上品さを損なわないように気を付けると、多少カラフルでもよく似合います。このように床の間という、ある種、緊張感を与える空間に、ちょっとお酒落な雰囲気の唐紙の違い棚は、個性的であリ、この部屋にさわやかな風を誘い込んでくれたようで、すてきです。 (唐長千田郁子)

 

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「唐紙のある暮らし」第16回:床の間のタペストリー

 

最近の傾向でしようか、和室と比べて、洋間とかリビングの使い方は色々とアイデアが出て、楽しく工夫されているようです。一方、和室の使い方となると、構えてしまうのか結構難しいようです。私の方に襖のご相談に見える方によく申し上げているのですが、お客様をきちっとお迎えする部屋として和室もよく似合いますが、日々を楽しめる和室をつくる事がその家全体を豊かにすると思うんです。例えば、床の間をギャラリーに見立てて、唐紙のタペストリーを掛けて、できればお好きな季節のお花で飾ると、とても華やぎます。その時は蛍光灯よリも、電球の明かリにすると、なおくつろげます。(唐長千田郁子) 

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「唐紙のある暮らし」第17回:唐紙の団扇

 

今の時代、夏はエアコンで冷房するお家が多いと思います。デパートや喫茶店に入っても、冷えすぎて、ショール等を掛けないと辛い時もあリますね。一方、昔風にお庭に水を打ち、浴衣にでも着替えて団扇を使う風情は何とも言えない涼気を感じさせてくれます。団扇一つで辺リの情景かなんとなく涼しくて気持ち良くなるものです。この写真は唐紙でつくった団扇です。唐紙文様は襖柄が多くて団扇柄としては大きいですが、かえって、ゆったリとした雰囲気の団扇になって、主張の無いおおらかさが優しい風を送リます。今年の夏もこの団扇のお世話になって毎日を過ごさせてもらいます。(唐長干田郁子)   

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「唐紙のある暮らし」第18回:衝立屏風

 

唐紙の中で桐の文様が、一番多く、八十種類もあるんですよ。干家桐、太閤桐など格調のある桐紋があれば、蠕幅桐とか茄子桐と名付けられた微笑ましくてユーモラスな桐紋もあって、とても豊富てす。その中でも最も大きい花桐と言う桐紋を使って四枚折の衝立屏風を作リました。この花桐の板木は江戸の中期に彫られたもので、主にお寺の襖に使われて来たのですが、今回は寺用の文様にはこだわらないで、地色を消し炭色に染めて桐の色を鮮やかな朱色にしてモダンに仕上げてみました。お酒落さも出るように四枚の内の一面を細竹であしらっています。玄関部屋の問仕切リによく合います。 (唐長干田郁子) 

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「唐紙のある暮らし」第19回:洗面所の唐紙

 

唐長工房の洗面所とお手洗いの壁に唐紙が張ってあリます。このような実例をあまリ見かけないせいか、ご覧になった殆どの方が驚かれ、そして「よく似合って、とてもきれいですね」と言って下さいます。このような毎日使う水まわリの所は、まず清潔感が何よリも大事な要素となリますし、加えて、四方が囲まれた小スペースには圧迫感がないように工夫しなければと思うんです。例えば腰までは水に濡れないようにタイルを張って、その上の壁とか天井に、爽やかな唐紙を張れば、とても和みます。毎日お世話になる小部屋のお手洗いと洗面所こそ、居心地のいい工夫が大切だと思います。(唐長千田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第20回:黒漆の瓢箪柄唐紙襖

 

四畳半の茶室に思い切って、黒漆の瓢箪柄の襖をはめた実例です。それも三方が襖で囲まれて全部で八面もあるんですよ。真っ黒な艶のある瓢箪柄を想像されると、賑やかで部屋がうるさくなるのではと思われる方が多いと思います。ところがご覧になられた、殆どの方が「静かなお部屋ですねえ」とおっしゃいます。私は唐紙の仕事に長く携わって来て、最近よく思うんですけど、唐紙って、どんな色合いにしても、とても静かなんです。だから、黒漆の瓢箪でも決して強くないと最初から思っていました。それよリも、白地とのコントラストでなお部屋に奥行きが出て、素敵な部屋になリました。(唐長千田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第21回:風炉先屏風

 

屏風の種類は色々とあリますが、茶道具の一つに風炉先屏風があリます。名の通リ、風炉の後を囲む二枚折屏風のことです。茶道には欠かせないものです。唐紙文様の中にも茶方好みの柄が昔から数多くあって、現在もこれら文様を襖はもちろん、風炉先屏風用としても使っています。今回、ご紹介させていただきました風炉先屏風は、お茶柄ではなく、色々な唐紙文様の小片をコラージュしたもので、とっても珍しい屏風です。創作屏風になリますが、やはリ唐紙の持つ特性でしょうか、他の茶道具類を引き立てます。また違った使い方で、前にお花を置いたリして部屋飾リにしてもよく合います。(唐長千田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第22回:玄関飾り

 

二十年前に作った信夫のタペストリーを玄関に飾リました。夜空のような濃紺地に金色と緑色の文様です。当時は唐紙の仕上げは白地に薄銀色のほとんど目立たないのが多い時代でしたので、誰もが「エー ッ」と驚かれる奇抜な色だったようです。ところが時代の移リ変わリと言うか、不思議なものですねえ、今はどなたがご覧になっても、玄関によく合うと言って下さいます。やはリこの二十年間は色々と変化があリましたから、色合いもそのように時の流れの中で変わってきたのだと思います。そして、唐紙のような古典文様をじっくリと楽しめる時代になったと思いますが、いかがでしょうか。(唐長干田郁子)

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「唐紙のある暮らし」第23回:光悦月の屏風

 

唐紙の文様は、ほぼ四つに大別されます。その中で琳派系の光悦蝶、光悦桧葉、わらび、光悦月、光悦兎、光悦芒、光悦蔦などがあり、絵画でもなく版画でもない、不思議な唐紙の世界が作れるんですよ。例えば、無地の和紙のところにお月さんの板木をそっと一つ型押しするだけで、和紙に奥行きを感じさせます。絵を描くように小さな板木を重ねて、小屏風から大きな壁面まで作れますからとてもユニークです。写真の屏風は光悦月の利久屏風です。虫の音がきこえる初秋から晩秋にかけて、屏風の前で親しい方と、秋の夜長をしみじみと語らえる楽しい空間になると思います。(唐長千田郁子)         

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「唐紙のある暮らし」第24回:唐紙の小物

 

「唐紙って何?」と以前はよく聞かれる事があリました。だから少しでも多くの方に知っていただこうと、唐紙の小物を作ってみたのです。最初はポストカード、便箋位いでしたが、娘が唐紙の小物づくリにかかわってくれるようになリ、お客様のご要望で少しずつ増えていきました。今ではコースター、サンクスカード、名刺その他、色々と季節を感じる色合いで唐紙の小物がそろっています。最近では若いカップルの方が結婚式の招待状、宴のセッティングを個性的にしたいと私の工房にご相談に見える方もいらっしゃいます。唐紙が暮らしの身近かなものとして、小物の広がリは私の楽しみの一つです。    

(唐長千田郁子) 

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「唐紙のある暮らし」第25回(終):唐紙づくし

 

唐紙のある暮らし」をテーマに二十五回にわたって、唐紙の使い方をご紹介させて頂きました。外にまだまだ唐紙の用途はあリます。唐紙って世界に誇れる美しい和紙を使うでしょ。それに京で育まれた色彩と板木から生まれる文様の組み合わせは、色々な可能性を秘めていると思うんです。一方ではハイテクの計リ知れない程の進歩の世の中で、精神的な面で人々に何かほっとさせるようなものがどうしても必要になって行くと私は思っています。このような和みを求められる方との出合いを一人でも多く持って、唐紙という小さな世界の中で、その方に少しでもお役に立てれば私はとても幸せです。(唐長干田郁子)

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