トピック◆新ページ「唐長の光琳大波と唐紙72選] (ここ)
唐長は令和四年に13代目現当主の千田愛子が受け継ぎました。それにともない、修学院本店は嵯峨に移転しました。
唐長について、唐紙の製作に関するご相談は「唐長本店・雲母唐長」にて承りますので、下記ホームページをご参照ください。
https://kirakaracho.jp/
手製の唐紙カレンダーを作って来たのは、かなり以前からであるが千田堅吉と郁子の二人が引き継いだのは7年くらい前になるだろうか?と言っても郁子が主体的に作っていて自分は唐紙づくり、台紙や毎月のお便り編集を手伝うくらいだ。お届け先は今までにご縁のできた方や古くからの知人、友人に限られているのだが、それでもかなりの部数になる。ふたりとも年は重ねたが慣れたことでもあり根気よく続けている。これからも元気でいられる限り、毎月の繰り返しになるカレンダーのお届けを続けようと思っている。
カレンダーに添付する唐紙は月々の文様を決めて12種に限られるが、唐長の板木蔵には江戸時代から続く650種に及ぶ板木があり、文様があるが、どれも時代に流されることなく現存するものである。その中から、わずか12種を選ぶのは大変であるが、縦7.3cm横6.5cmの小さな和紙そして季節感を考えて選び出し、但し、毎年の配色はすべて違うようにして、いつも新鮮な唐紙提供を試みている。そして毎月その時の郁子の思いを綴ったお便りを付けてお届けしている。同じ文様でも配色の違いでまったく異なった印象を受けて驚くことがある。(3月11日 千田堅吉)
新しく別ページにて「唐長の光琳大波」と「唐紙72選」があります。是非ご覧ください。(ここ)